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兵どもが夢の先

兵どもが夢の先

高橋 公 著

価格 1,800円(本体価格)+税 
ISBN 978-4-904979-01-3
発売日 2010/09
ページ数 244ページ
版型 四六判 ハードカバー
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概要

全共闘運動から労働運動、そして社会運動を闘い抜く男の、リアルな記録!

すでに40年の時間を経ることになる全共闘運動。あのとき彼らは何を思い、日本をいったいどのようにしたかったのだろうか。
本書は、早稲田大学でそのリーダーとして闘った一人の団塊世代の体験を、その後の労働・社会運動にも触れながら、真正面から真摯に書き下ろしたものである。
客観的な記録の積み上げではなく、著者の体験そのものを書き綴った内容は、読者にとってはリアルな時代参加となるだろう。そしてそれこそが、歴史の真実を知るきっかけとも成り得るはずだ。
時代というものはいつだって熱くなければならない! 本書は、日本を少しでも良くしたいと思っている人にとっては、必読の体験記録であり、精神の彷徨の姿である。

主な内容

◆ はじめに
◆ 第一章 私にとっての全共闘運動
◆ 第二章 無頼の日々を生きて
◆ 第三章 自治労運動編
◆ 第四章 連合運動の中で
◆ 第五章 夢の先にあるもの

高橋 公(たかはし ひろし)

1948年生まれ。福島県出身。1970年早稲田大学中退、77年自治労本部入職、97年から日本労働組合総連合会へ出向、社会政策局長として多方面で活躍。また同時に、政府、行政関連の数々の組織の委員も務める。現在はNPOふるさと回帰支援センター専務理事・事務局長、地球温暖化防止活動推進センター運営委員、アジア農民元気大学教授、農水省「食と地域の絆づくり」選定委員会委員、自治労特別執行委員などを務める。

目次

はじめに

第一章 私にとっての全共闘運動

ふるさと福島の思い出
なぜ学生運動に参加したのか
早稲田大学反戦連合の結成
早稲田大学本部を占拠
三島由紀夫、自衛隊突入の衝撃
文学部革マル派襲撃事件
思い出深いバリケード生活
立ち止まっていては何も始まらない
全国全共闘の結成
一九七〇年になって
小野田さんと洗剤製造工場でがんばる
なぜセクトではなく反戦連合だったのか

第二章 無頼の日々を生きて

青果市場での悪戦苦闘と選挙
初めての西日本一周旅行
魚市場での日々
神道夢想流杖術に取り組む
飲み屋の用心棒は酔わない
社会党の参議院選挙を手伝う

第三章 自治労運動編

(1)教育宣伝局、現業局編
 二九歳で自治労本部へ入職
 現業統一闘争を担う
 土光臨調と対決、瀬島龍三氏にも直談判
 現業闘争にこそ自治労の魂がある
(2)自治労社会福祉評議会にて
 福祉八法改正で霞が関に糸口
 団塊世代の官僚と共闘
 厚生省の面接に合格
 ホームヘルパーの手当て百万円引き上げ
(3)京都で共産党対策に従事(組織局編)
 百三十年前と変わらない京都
 阪神・淡路大震災で経験したボランティア

第四章 連合運動の中で

自治労の昔と今
連合生活は「死して屍拾うものなし」で始まった
社会政策局に配属
地球温暖化対策への取り組み
投票に行こうよ!
ふるさと回帰支援運動
私の全共闘運動は終わらない

第五章 夢の先にあるもの

長谷百合子の衆議院選挙
彦由常宏氏のこと
全中「いのちの祭り」雑感
全共闘以後の全共闘について
団塊世代の子育てについて
人生観について
政治状況へのコメント
立松和平君のこと

おわりに

書評・感想

全共闘運動、労働運動、社会運動の 情(こころ)の軌跡を記す

図書新聞(2010年10月9日)の書評欄に掲載されました。
出版記念シンポジウムのまとめも記載されています。

→詳細はこちらから

関連イベント

『兵どもが夢の先』出版記念シンポジウム&懇親会
夢か現か幻か! 全共闘運動の罪と罰を問う!
日時

2010年8月21日(土)
開場:午後2時30 分
シンポジウム:午後3時~午後5時20分
懇親会:午後5時30分~午後7時30分

場所

学士会館
※東京メトロ「神保町」A9出口より徒歩3分

演目

【短歌絶叫コンサート】
 福島泰樹(歌人)、龍(ボーカル)
【問題提起】
「団塊世代の罪と罰を問う!!」
 宮台真司(社会学者・首都大学東京教授)
【パネラー】
 島 泰三(サル学者・東大全共闘本郷学生隊長)
 三橋俊明(『路上の全共闘』執筆者・日大全共闘)
 高橋 公( 自治労特別執行委員・NPO 理事・早大全共闘)
 宮台真司(社会学者・首都大学東京教授)
【コーディネータ】
 早野 透(前朝日新聞コラムニスト・論説委員)

参加費

シンポジウム=無料
懇親会=1万円(本書1冊付き)※学生は7000 円

呼びかけ人

小島敏郎、清水光雄、菅原文太、鈴木基司、高橋伴明、彦由真希、福島泰樹、藤田和芳、麿赤児、三島浩二、山田俊男、中井健人

参加申し込み方法

参加をご希望の方は下記の項目をお書き添えの上、ファックスまたはメールにて事前にお申し込みください。
(お申し込み期限:8/20)
◆ シンポジウム 参加人数
◆ 懇親会 参加人数
◆ お名前
◆ ご住所
◆ 電話番号
お申し込み先
FAX 03-3351-1974
e-mail wayts@eva.hi-ho.ne.jp

主催

ウェイツ
TEL:03-3351-1874 担当:中井、坂田