人文・社会
概要
こんな市長の街に住んでみたい!
現職市長が語る「自治体の品格」とは
首都圏注目度No.1(週刊アエラ)、全国696市で快適度第5位(フジテレビ番組)と、いまもっとも注目を集めている街、東京都稲城市。
自治体の多くが崩壊寸前に追い込まれている昨今、現職の稲城市長が理想の街づくりと心づくりを大胆に提案!
石川良一
東京都稲城市市長。昭和27年5月8日稲城に生まれる。アメリカ・ニューヨーク、メキシコ・オアハカ市にて空手修行。稲城市議会議員(30歳トップ初当選)を経て平成3年4月から稲城市長(現在4期目)。週刊アエラで「首都圏注目度NO.1の街」として紹介され、都内でもっとも住みよい街として注目される。
目次
「注目度No.1の街」稲城から美しい景観と武道精神の再構築を!
伝統を忘れた日本人
明治維新で景観破壊が始まった
注目される稲城市
稲城で始まった武道精神の再構築
武道家が語る心づくり・街づくり
東孝/松原隆一郎/石川良一
話題性に流されている最近の武道と社会風潮
《道》としての武道の考え方がなくなりつつある時代
いまの日本に必要な精神性としての《武士道》
武道は惻隠の情、人と時間の広がりをつくる
身体と密接に結びついている日本人の倫理性
一時代を築いた極真空手とその精神性
道着ひとつで世界に飛び出した青春時代
社会関係資本的な考え方が必要とされている
日本の財産としての武道をないがしろにしている日本
自分自身を見直していくための生涯武道
《武》の持つ身体性と倫理性を身につけた人間が世の中のモデル
稲城の美しい街並みをどうつくるか
松原隆一郎/石川良一
普通の「郊外」とは一味違う稲城
全国で初めて市長が耐震強度偽装の支援をしないと発表
戦後日本の住宅政策のひずみとしての耐震強度偽装問題
地震国日本であるにもかかわらず考慮しない建築行政
政治における構造改革の流れが矛盾を生み出した面
戦後民主主義の象徴としての全国の醜い景観
景観における新しい実験を試みている稲城
歴史性を捨て去った戦後日本とその悪影響
最終的には住民がいいと言ってくれるかが問題
街づくりコラム集
これからの行政職に求められる能力、資質
日本の政治に求められているのは統合力(インテグレーション)!
市立病院が優良病院に選ばれる!
介護ボランティア控除でお年寄りが報われる!
稲城は都内最低の不登校率しかし……
教育問題を国会議員と熱く語る!
稲城市が「住みやすい街」全国第五位に
都市長会会長の二年間をふりかえって
稲城の16年をふりかえって
推薦の言葉
石川市長にサムライの覚悟を見た
かがやく稲城をつくる会会長 山本 英司
あとがき
美しい景観は分権改革で
教育改革も分権改革抜きでは不可能
若者よ道着一つで世界を歩け