人文・社会
概要
ミュージシャンたちの心の言葉が聴こえてくる!
音楽プロデューサー、DJ、ライターとして活躍する岩田由記夫が、世代を越えて人気を集めている15名のミュージシャンの知られざる素顔を紹介します。
過去35年の中で行った当時のインタビューをもとに、新たに書き下ろし、1冊の応援歌としてまとめました。
あの歌が生まれたときのいきさつ、あの歌手が続けている意外な行動、あのミュージシャンの息の長い活動を支える動機などなど、初めて知る数々のエピソードを交えながら、彼らの音楽への熱い思いと人生に対する真摯な姿勢を伝えています。
素晴らしきミュージシャンたちの心の言葉に、思う存分、耳を傾けてください。
この本を読めばきっと、彼らの歌をもう一度聴いてみたくなるでしょう。
岩田 由記夫(いわた ゆきお)
1950年、東京都大田区に生まれる。6歳で聴いたエルヴィス・プレスリーが音楽マニアのきっかけとなる。10代から様々な音楽に触れ、ミュージシャンを目指すも断念。数々の仕事を経て、75年頃から署名原稿を各誌に執筆。日本のアーティストから外国のアーティストまで、インタビューした数は2000人を超える。80年代からは、多くのFM番組の選曲を担当する一方、「キャプテン・ミッドナイト・ショー」(FM東京)、「FMウィークエンド・スペシャル」(JFN)などで、辛口トークのDJとしても活動。現在(09年)も、dateFM(FM仙台)の「ロック&ポップスAtoZ」のDJとして活躍中。また、オーディオ、レコード&CDのプロデューサーとしての実績も多い。数人のライターとの共著は数多いが、単独の書き下ろしは本書が初となる。
目次
●まえがき 自由な社会にこそ、自由な音楽は誕生する
松任谷由実
少し上質な青春シーンの集まった“ブティック”
小田和正
100人中たった1人に大好きと言われればいい
細野晴臣
模倣、自己消化、そして創造へ
カルメン・マキ
どこで育とうと、歌う運命だった
大滝詠一
“福生の御隠居さん”から“福生の仙人”へ
竹内まりや
勝負強く負けず嫌いで強靭な粘りの持ち主
山下達郎
アルチザンは庶民でなければいけない
中島みゆき
二重人格でこなす歌手とDJ
西岡たかし
死んでなきゃ、また逢いましょう
高田渡
伝説だらけの酔いどれ吟遊詩人
EPO
セラピスト&シンガーが生み出すオーラ
南こうせつ
『神田川』の呪縛に捉われずに自由に作ってきた
鈴木雅之
俺は、俺流のソウルを生きていくしかない
中森明菜
芸術の女神ミューズの悪戯
沢田研二
2つの名前の狭間で揺れる還暦を超えたロッカー
●あとがき 鉱石ラヂオから始まったぼくの音楽