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食の井戸端会議 vol.1

食の井戸端会議 vol.1 生活者のためのネットワーク

価格 850円(本体価格)+税 
ISBN 978-4-901391-26-9
発売日 2002/10
ページ数 74ページ
版型 B5判
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概要

BSE問題、表示偽装問題などで、大きく揺れる日本の“食”。
あらゆる“食”問題の解決には、生活者の視点と立場で提案することが欠かせない。

本誌がめざすのは「食業界と生活者を結ぶネットワーク」です。日本では昔、井戸端会議でいろいろな話が交わされ、さまざまな情報交換が行われていました。そしてそれは日本の文化でした。しかし、井戸端会議は近代化によってすたれ、いつのまにか食業界のメーカーや流通、小売などが“幅広いマーケティング”、あるいは“生活者の立場にたって”と称しながら、自分たちの思い込みや都合だけで商品をつくり・売ってきたのではないでしょうか。でも、そうしたスタイルは、終わったといえます。業界と生活者がともに考え、ともに意識を高めることによって、日本の食生活は向上し、食文化も豊かになります。

BSE問題、偽装表示問題、食産業の低迷化などなど、いま日本の食は危機的な情況にあります。しかし、まだまだ問題解決に向かっているとは考えられません。どうすれば、そうした情況を突破できるのでしょうか。時代はいま、大きな曲がり角にきています。これまでとは違った、問題解決の方法が求められていることは明らかです。日本の食ビジネスを活性化させ、食生活を向上させるには、業界と生活者のコラボレーションが欠かせないのではないでしょうか。日本の食をよくするための、現場主義に基づいた本音の提案・提言誌、これが本誌の役割です。

目次

グラビア特集
激変する上海、「食」の現場を「視る」

特集 激変する上海の「食」最新事情 日本と中国の共存の可能性を探る

食に見る中国の変化−より豊かに多様に進化し、融合する上海食事情

上海フード街角ウォッチング
〔1〕どこの路地にも存在する屋台はファーストフードの元祖?
〔2〕アメリカン・ファーストフード、ただいま花盛り

中国の家庭「食」レポート 上海人、わが家の食時間・食事感
〔1〕自宅で仕事をする水墨画家 周 穎さん(37歳)の場合
〔2〕仕事も子育てもがんばる 江 幼娟さん(40歳)の場合

変化する中国の食 現場レポート
〔1〕フランスパンを買うために人々が並び、1日限定1000本が連日完売!
〔2〕安全で健康的な食への取り組みはどこまで進んでいるか

海を渡る日本食レポート
〔1〕上海っ子に人気の食べ放題・飲み放題は和食の普及を加速化した
〔2〕上海で健闘する日本の食品たち

日本市場へ進出する中国企業 上海錦江飯店(東京 赤坂)

コラム 上海食ショック!
〔1〕5kgも痩せたワケ。そのわけは中国茶?
〔2〕台湾、香港、上海に滞在しての食雑感。共通点とその違いはどこか?
〔3〕中国人の挨拶は「食事をしたか?」これは昔の名残から

第6回ミールソリューション視察・交流ツアー報告
日本食人伝説〔1〕

大地を守る会 会長 藤田和芳 氏

いきいき生活者のミール「本音」討論会 第1回

第1部 わが家の食卓 わたしの食意識
第2部 「中食」をどう活用するか

連載 考える胃袋〔6〕

知床の時間 立松和平

ローカリスト&地域イズム 第1回

野田市の自然はおいしい。イタリア家庭料理 コメ・スタ

マルタからの手紙 1

保坂和子